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ラガティハ族 伝承 「太陽の龍と月の龍 光の獣と闇の獣」


光の獣と闇の獣は双方光と闇に酷く飢えていて、
常に互いを食い合おうと追いかけ合って昼と夜が来る。
太陽の龍と月の龍は光と闇の獣が互いを食い尽くさぬよう、
太陽の龍は光の獣に、月の龍は闇の獣に寄り添って移動する。
2体の龍は彼らの伝承の中でも力の強い龍王と呼ばれる
精霊王の直の眷属である。

稀に起こる日食と月食は、太陽の龍と月の龍が
勢い余った光と闇の獣に体の一部を食い破られた時に起こるとされ、
彼等は日食の日には金色の聖杯に供物を備えて天に捧げ、
月食の日には白銀の聖杯に供物を備えて天に捧げることで
太陽と月の龍王の傷が早く癒えるよう祈りを捧げるのである。

光の獣はとても目がよく、どこにいようとも闇の獣を必ず探し出す。
闇の獣の成長、再生はすさまじく早く、
どんなに身を食われようともすぐに再生する。
光の獣が闇の獣の部位を一定以上喰らえば夏が訪れ、
闇の獣が光の獣の部位を一定以上喰らえば冬が訪れる。

太陽の龍は光の獣が闇の獣を食いつくさぬよう
時折獣の前で一層眩く輝いて獣の目を眩ませる。
月の龍は闇の獣が大きな傷を負えば暗転し、
獣の逃亡を助けるが、獣が成長、再生しすぎると
太陽の龍が放つ光を反射し、光の獣に闇の獣の位置を知らせる。
そうして昼間は太陽が昇り、夜は月が満ち欠けする。

ラガティハ族に伝わる昼と夜、太陽と月の伝承

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