【なりちゃ・異世界探訪記】異界アクノロキア　異世界録

ダヘティーヒ

ラガティハ族(チタウリ)

戦士長 イェーツォ･ピケー

ネレオカリス ラガティハ村

イェーツォ･カスター…大地を穿ち、大海をも切り裂く恐ろしいまでの怪力。その昔、己の怪力で山脈一つを切り崩したという。
不死身…鋼の肉体か、それとも悪運が強いだけか…。どれだけ致命傷を受けようとも生き延びるとてつもない生命力。時にこの強さは悲しみを伴う。
戦士への鼓舞…大空を劈く鬨の声。それは戦士たちを鼓舞し、秘められた力を引き出し、戦いを勝利へと導く。
魔獣、精霊の使役…彼等も大切な家族の一員。彼の相棒たちは殊更強靭な肉体で血気盛んなものが多い。

ラガティハ族族長の伴侶であり、三児の父。
昔は一族一の荒くれ者で尚且つ怪力の個体と言う問題児であったが、当時は既に妻子がいた。
しかし、ある日の深夜に村が変異体の襲撃に遭い、相性の悪い変異体との戦闘で苦戦、更には
当時の妻と息子、娘を殺害されてしまう。その後は七日七晩落ち込んで自慢の武器すら振るえなくなったという過去を持つ。
その姿を見ていた当時一族一美しいと言われていた若き日のノジョニは不意に前妻達の魂から
『このままでは彼が心配で成仏できない。どうか、現世に生きている貴女から何か声をかけて励ましてやってほしい。』
と声をかけられ、彼女から前妻達の言葉を彼に伝えた。その言葉を聞いた彼は、もう大切な存在を失いたくない一心で
がむしゃらに武者修行を繰り返し、何時しか同族の戦士たちのリーダーとなっていた。
その間に彼とノジョニは互いに惹かれ合ってしまい、ノジョニは本当にこれでよかったのか？と
迷った末に前妻とその子供たちの魂と会話。前妻と子供たちの魂からは
『夫(父)が立ち直ってくれてよかった。もう思い残すことはない。』『夫(父)をよろしくお願いいたします。』
と感謝の旨を伝えられ、最期にノジョニの背中を押す形で成仏していった。
その姿と一部始終を見ていた彼も全てを察し、ノジョニと改めて晴れて結ばれる。そして、双子の男児と女児を授かる。
ここで威勢の良い父になるかと思いきや、妻の尻に敷かれ、やんちゃな息子二人と娘に振り回される苦労多き父親となった。
今では子供たちの前では緩んだ笑顔で遊び回り、一度仕事となれば切れ味の鋭い巨大な戦斧や槍を軽々と振り回し、
敵を一網打尽とするギャップの激しい人物に。それ故か、同族達からの信頼も厚い。

年齢：116歳/人間換算56歳
前妻と子供たちの墓には家族共々定期的に墓参りに行っている様子。
イメージCV:大塚明夫