最終更新:ID:53wZru26iA 2020年12月15日(火) 13:22:38履歴
昔々この世界の初めに、星霊ポラリスがいた
ポラリスは天の中座に座し、八十八の星霊を創り、十二の星霊に宇宙の運航を任せると、一柱の星霊が言った。
「ポラリス様、この宇宙は、漆黒の宙と我らの光ばかり、ちと寂しく思います」
いかにもとポラリスは思い、眷属である一体のバハムートを生み出すと、こう告げた。
「我が眷属アクノロクよ。お前が、世界を作っておくれ」
バハムートのアクノロクは、心得ましたと、その身に八十八の星の力を受けた。
だが、その力は余りにも強いのものであったため、アクロノクの肉体は三つに裂け四散し、一つの世界アクノロキアとなった。
「これはいかん!」
転生と生命を司る蛇の星霊セルが、散り散りとなったアクノロクの魂を転生させて、三柱の粗龍を創り、
再構成させたアクノロクの魂を、コルムディアの神殿に祀ると大陸が新たに産まれ、
そこを、粗龍たちの住まう地とし、下界の管理を任せることとした。
すると、祖龍たちは、大地と、草、鳥、獣などの諸種の生き物を創造しはじめた。
星霊たちが喜び、アストラスピスの地に祝福を与えると、それは人族となった。
爾来、この地では、星霊を祀り、王権を受けることが慣習となったのである。
【アストラスピス王立文書館 創生の書 序章より】
ポラリスは天の中座に座し、八十八の星霊を創り、十二の星霊に宇宙の運航を任せると、一柱の星霊が言った。
「ポラリス様、この宇宙は、漆黒の宙と我らの光ばかり、ちと寂しく思います」
いかにもとポラリスは思い、眷属である一体のバハムートを生み出すと、こう告げた。
「我が眷属アクノロクよ。お前が、世界を作っておくれ」
バハムートのアクノロクは、心得ましたと、その身に八十八の星の力を受けた。
だが、その力は余りにも強いのものであったため、アクロノクの肉体は三つに裂け四散し、一つの世界アクノロキアとなった。
「これはいかん!」
転生と生命を司る蛇の星霊セルが、散り散りとなったアクノロクの魂を転生させて、三柱の粗龍を創り、
再構成させたアクノロクの魂を、コルムディアの神殿に祀ると大陸が新たに産まれ、
そこを、粗龍たちの住まう地とし、下界の管理を任せることとした。
すると、祖龍たちは、大地と、草、鳥、獣などの諸種の生き物を創造しはじめた。
星霊たちが喜び、アストラスピスの地に祝福を与えると、それは人族となった。
爾来、この地では、星霊を祀り、王権を受けることが慣習となったのである。
【アストラスピス王立文書館 創生の書 序章より】
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